会長挨拶


皆さま、こんにちは。第2回日本サイコカーディオロジー学会学術集会に際し、ご挨拶申し上げます。本学会は、1972年に循環器領域へ心身医学を導入・普及させるべく、「循環器PSMの会」として発足し、日本循環器心身医学会を経て本年で54年の歴史を重ねております。
循環器疾患の患者さんは、「心臓」とともに「心」の問題も抱えています。過去50年で循環器医療は大きく前進しましたが、新薬や新技術に目が向きすぎるあまり、患者さんの心のケアが後回りになってしまった場面もあったのではないでしょうか。循環器医療は、もっと全人的な心身の仕組みを理解し、真の意味で患者さんに寄り添う医療を目指すべきだと私たちは考えます。
本学会の基本姿勢は、多職種が“イーブンパートナー”として対話できる場をつくることです。循環器医、精神科医、看護師、公認心理師、ソーシャルワーカーなどが、それぞれの専門性を尊重し、対等な立場で意見を交わす環境を大切にしています。
第2回学術集会のテーマは「サイコカーディオロジーの困りごとをみんなで考えよう」です。患者さんの治療や日常生活に支障をきたす“困りごと”に対して、医療スタッフがどうアプローチすべきかを、多方面の視点から討議します。ここで得られる実践的な考え方やスキルは、明日から目の前の患者さんを支える力となるはずです。
本集会はWeb開催です。どこからでもご参加いただけます。教育講演や各種シンポジウムも用意しております。皆さまのご参加を心よりお待ちしています。
志賀 剛
西村勝治